2017年4月5日水曜日

新潟交通電車の記憶

新潟交通電車線保存車両群  月潟にて。 モハ11、モワ51、キ116 1999年4月5日の廃止に合わせ保存のため月潟にやってきた。もう18年の歳月が経過した。 保存会が組織され冬は雪から守る養生がされ不具合個所の点検が行われているためか美しい状態を保っている。駅舎やホームも往時をしのばせている。
1993年7月31日 燕~月潟間が廃止・・・この時からはさらに24年近くがたっている。

新潟交通電車はあまり乗ることも多くなかった。
廃止の前年の3月にその年の3月31日をもって廃止される白山前~東関屋の区間を含めて乗ってみた。燕から新飯田にかけては水田を通過するので線形がよく60キロで走っていた。乗客はあまりなく一けた台だった。新飯田からは堤防沿いを走る。中ノ口川沿線の家並みが流れかなたに弥彦山を望んだ。線形は曲線が多く飛ばせなかった。白根で回送を後部に連結。乗客の方も座席がほぼ埋まる程度まで乗ってきた。白根駅はとくに白根市の代表駅というわけではなく味方村の西白根地区にちなんでいるそのためか駅舎は貧相で駅前にはこれといった町はなかった。(月潟の方が立派だったかもしれない)堤防沿いを走り抜け焼鮒あたりから新潟市近郊の風情が強くなる。国道8号も見え隠れして黒埼から新潟市に入る。 東青山で大半が下りてがらんとした状態で東関屋に。そこで回送を切り離して併用軌道を走り白山前についた。併用軌道は振動もなく思ったほど悪くなかった。
燕から1時間12分の旅であった。